研究に必要な基礎体力を身につける

本日から研究法Ⅰの授業がはじまりました。

研究法の授業といっても,対象は1年生ですので,量的研究,質的研究,理論的研究などいわゆる研究法を教えるものではありません。

この授業では,さまざまな研究を遂行するうえで必要される基礎知識・基礎技能の習得に焦点を当てているのです。

つまり,学生には,文献の解読の仕方,論証の仕方&崩し方,緻密な文章の書き方を中心に学んでもらおうと考えて,授業を組んでいるのです。

たとえば,研究上,めちゃくちゃ難解な文献を読みとく必要があるとき,どうすれば深く強く理解しながら読んでいくことができるのか?

また,大量の文献を読みこなしていくにはどうすればいいか?

研究で見出された新知見を論理的に証明していく必要があるとき,どのように論じていけばいいのか?

そして,文献で示された理路を,論理的に突きくずしていくにはどうすればいいのか?

などなど。

以上のような,実用に耐えるスキルが身につくよう学んでいこう,というのがこの授業のコンセプトです。

僕はこうした知識・技能は研究遂行に必要な基礎体力になると考えていて,この授業では量的研究,質的研究,理論的研究の方法論の習得はその後の話しとして位置づけています(なんといっても,授業の対象は1年生ですから,基礎的なことを徹底させた方が後々よいと思うので)。

どこまでうまく学習を成立させることができるかわかりませんが,ちょっとでも学生にとって得るものがあればいいなぁと思います。