視野が広がる

framework22002年にアメリカOT協会が出したFrameworkの第二版がでていたことに,つい先日気がつきました.

American Occupational Therapy Association: Occupational therapy practice framework, domain and process (2nd ed). American Journal of Occupational Therapy62(6), 625-683, 2008

上記の文献は略してFramework-Ⅱと表記するそうです.これの第一版(以下,Framework-Ⅰ)は,昔々(修士課程に入る前頃だったかな),苦手な英語を克服するために何度も暗唱して丸暗記したことがあります^^;.アメリカOT協会の正式な声明だけあって,バランスよく書かれているし,最近のトピックも反映されてあってとても勉強になりました.

Framework-Ⅱはまだざっと読み飛ばしただけですが,Framework-ⅠがカナダOT協会の作業の定義を全面的に採用していたり,それからの引用が目立っていたのに対して,複数の作業の定義を掲げるなどしてよりバランスがよい内容になっているように思いました.また,作業療法のoutcomeにoccupational justiceが加えられていたり,作業の治療的利用にoccupational-based interventionが示されたり,2008年らしい方向性(?)をはっきりと打ちだしていて,なかなか面白いものになっていると思います.

最近の成果がしっかり反映された内容になっているので,やはりこれはしっかり読んでおいた方がよい声明だと思います.普段,個別の研究テーマを探求しているので,関連する著書や論文は日常的に読み込んでいますが,それだとどうしても全体の方向性を見定めるための知識に欠けることにもなりかねません.ときどきは,作業療法全体を論じたものを読んで,視野を広げておくとよいですね.まだ,読み飛ばしただけなので,直近に迫った課題をやり遂げることができたら丁寧に読んでいこうと思います.

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