【近刊情報】 作業療法士・理学療法士 臨床実習ガイドブック

Q&A

近日中に,誠信書房から「作業療法士・理学療法士 臨床実習ガイドブック」というタイトルの教科書が発売されます.

本書は,臨床実習に関わる全ての人に役立つよう願って書かれました.

編著者は,僕と鈴木憲雄先生です.

執筆者には,臨床教育に心血を注いでこられた石井孝弘先生(作業療法士),香川真二先生(理学療法士),河野達哉先生(作業療法士),田中義行先生(理学療法士),徳永千尋先生(作業療法士),西野 歩先生(作業療法士),水上直紀先生(作業療法士),村上仁之先生(理学療法士),森岡 周先生(理学療法士)を,幸運にもお迎えすることができました.

また,僕の友人であり,気鋭の教育哲学者である苫野一徳さんに,「教育とは何か」というテーマで秀逸なコラムを書きおろしていただきました(このコラムだけでも一読の価値ありです.僕は,送られてきたコラムの初校を読ませていただいたときに,苫野さんにコラムを書いていただいて本当に良かったと思ったぐらいです).

本書は,臨床実習の全体像を時系列に並べて,Q&A方式で解説しています.

重要なポイントは,本書で収録した80にものぼるQは,作業療法学生・理学療法学生から特に多くよせられた不安や疑問である,ということです.

つまり,本書では,多くの学生がつまずきやすい様々な問題を,うまく解決に導くためのコツやヒントが提示されているのです.

学生が本書を読めば,自らの努力で問題を解決できるようになるかもしれません(臨床実習の基本は,学生自身が担当させていただいた患者さんについて深く強く考え,試行錯誤を通して問題を解決していき,自ら積極的に学習していく点にありますので,本書はそれを後押しするものになると思います).

また,学生は,臨床実習前は言いようのない不安におそわれることが多いと思いますが,本書はそうした不安を払しょくするのに役立つことでしょう(本書は,臨床実習に対する学生の不安を解決するために書かれたものですし).

さらに,臨床実習指導者や養成校教員が本書を読めば,多くの学生が悩んだり,苦しんだりしやすい問題にいち早く気づくことができ,かつそうした問題を解決するための手がかりが得られることから,よりよい臨床教育の実現に向けて弾みがつくかもしれません.

発売されたら再度お知らせいたしますので,関心のある方もない方も楽しみにしておいてください.

なお,以下ではhttp://www.seishinshobo.co.jp/80203a.htmlに掲載された目次を貼りつけておきます.

━━━━━

書名:作業療法士・理学療法士臨床実習ガイドブック

編著者:京極 真・鈴木憲雄

執筆者:石井孝弘・香川真二・河野達哉・田中義行・徳永千尋・苫野一徳・西野 歩・水上直紀・村上仁之・森岡 周

判型・頁数:A5判・約288頁

本体価格:2,800円

税込価格:2,940円

刊行年月日:2009年2月20日(予定)

目次

はじめに──本書を読めば臨床実習がもっと実り多きものになる

第1章 臨床実習前
第1節 臨床実習の基礎知識
第2節 臨床実習前の「実習」
第3節 臨床実習前の呪縛を克服する方法

コラム1 教育とは何か(総論)
コラム2 プラトン:「よい」生き方を見つける

第2章 臨床実習中
第1節 初日の迎え方
第2節 臨床実習の実際
第3節 患者さんとの関わり方
第4節 実習指導者との関わり方
第5節 レポートの書き方
第6節 ハラスメントへの対応
第7節 実習成績評価の実際

コラム3 ルソー:幸せになるために
コラム4 ヘーゲル:大人になるということ

第3章 臨床実習後
第1節 臨床実習後に臨床実習地と関わるコツ
第2節 反省と展望

コラム5 コンドルセ:何のために学校に行くのか
コラム6 デューイ:なすことによって学ぶ

付録

あとがき

━━━━━

【社会医学技術学院の入試情報】

一般入試(Ⅲ期)

作業療法学科編入