連載『医療の零度』「よい医療」とは何か


看護学雑誌4月号 連載 医療の零度 第13回

「よい医療」とは何か 構造構成主義的見解

皆さんは、どのような医療ならよいと判断するでしょうか?

従来から「よい医療とは何か」という問いに対して、義務論、功利主義、徳倫理、原則主義、共同体主義、フェミニズム倫理学、決疑論、共通道徳理論、ナラティブ倫理学、ケア倫理学などの立場から様々な解答が提出されてきました。

しかし、立場が違えば答えも違い、それぞれに一定の理がありつつ、また同時に限界を抱えているというのが現状です。

現代医療がデッドロックにのりあげているという点は、多くの方が同意するはずです。

私の考えでは、こうした状況は共通了解の不可能性(考え方の矛盾対立)という問題から端を発しています。

この問題圏から突きぬけて相互承認可能な「よい医療」を見出すためには、原理的に考えていけば共通了解に至れる程度の高い解答を提出していく必要があります。

本論では、そのための方法論を定式化しました。

すなわち、今回は、どのような道筋で考えていけば、医療に関係する人々が互いに「これはよい医療だね」と納得しあえる答えに辿りつけるのか、を論じています。

詳細は本論でお楽しみください。

http://www.igaku-shoin.co.jp/journalDetail.do?journal=33204

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