すぐにぶる感度

今日から授業がはじまりました.

新年度の初っ端の最初の授業は統計学です.

春休み明けで休みモードが抜けきらない学生さんたちを相手に,苦手意識を持たれやすい統計学の授業を行うのは,毎年のことながら気を使います.

どう話していけば多くの学生さんがノッてくるか,どんな内容を用意すれば集中力が持続するか,などなど.

このときほど,前もって様々なケースを想定して準備段階から入念に仕込みにとりかかることないかも知れません(笑).

その背景には,即興的に授業を組み立てるときに要求されるアート的な感度が落ちている,思わずそう表現したくなるような内的な感覚がどこかに漂っているんですよね.

感度はある程度授業を行えば戻ってくるからよいのですが,それまでがちと準備に時間を要します.

授業というのは毎回一から描いていく作品のようなものなので,感度が鈍っている間はどうもうまくdriveしないんですよね.

なのにすぐにぶる(笑)

にぶるのは授業以外にその感度を使う機会がないからで,それは生物学的にみればおそらくおかしなことではありません.

むしろ,さまざまな状況に適応していくためには,つかわない感度がにぶることは必要なストラテジーなのかもしれない.

というわけで,初っ端の授業では「統計学ってもしかしたら面白いかも」と思ってもらえれば恩の字じゃねぇかなぁと思います.

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