本質と原理の違い

うちの長男坊はすごくおしゃべりなのですが,稀に幼児とは思えないぐらい,物事の意味の中心を捉えたようなことを言います.

もちろん,どこまでわかったうえで言っているのかは謎です.

しかし,それでも聞いている方には腑に落ちる感覚が到来しますから,言いあて方としては本質に迫るものがあるのでしょう.

ところが,そんな長男坊でも,これまでのところは一度も「これは原理と言える内容だなぁ」と思えるようなことは話しません(4歳ですから当たり前ですが).

そのことに気づいたとき,これまで僕の中で明確に取りだせなかった「本質と原理の違い」を,はっきりとつかみだすことができました.

原理と本質の違いについて先行研究を精査すると,論者によって互換的に用いられたり,あるいは原理が本質の上位概念(その逆もある)に置かれたりするなど,長い歴史の中で手あかがつきすぎていて複雑な意味の関係のうちにあります.

でも,子供との会話を通して立ち現れた諸々の構造から,非常にシンプルな諸条件によって本質と原理を分けることができると気づくことができました♪

理論的研究に取りくむ人にとって,この違いが明確になることは研究の論証の精度を高めるきっかけのひとつになるでしょう.

つかんだ理路はどっかでちゃんと論文化したいと思います.

その際は,ちゃんと長男坊に謝辞しなくちゃなぁ(笑)