課題は明確

「事業仕分け」という名の節約大作戦がようやく終わりました。

その間に,円高が進行し,輸出産業への大打撃まで予想される事態になりました。

また,新卒の採用拡大は困難であるという見通しが示され,第二のロストジェネレーションが生みだされようとしています。

こんな状況ですから,年末にかけて経済は二番底に向かう可能性が大です。

問題はその後です。

政治家が判断を誤れば,最悪の場合は10数年で日本が朽ち果ててしまいかねません。

でも,取りくむべき課題は明瞭なのですよ。

まずは,日本が抱え込んだ膨大な借金を返すこと。

次に,社会の持続的な発展の基礎になる教育と研究に投資すること。

そして,縮小する日本に適した新規の成長戦略を創りだすことです。

自公もそうだったけども,今の政権もこうした課題に取りくむための覚悟と構想がどうも見えない。

この危機の時代に,政治家が目先の政局しか考えていないようでは困ります。

事業仕分けは情報公開という点では評価できますが,財務省が描いた絵の通りに節約するための施策ですから,取りくむべき課題以前の話しです。

成長の見通しが立つような施策を行ってほしいものです。

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