深化する問いの立て方

うちの長男坊(4歳)は宇宙の謎に首ったけです。

どうして地球は珍しい星なのか,地球はどこに向かっているのか,最近大きな隕石が落ちないのはなぜか,無重力ってどういう状態なのか,太陽はどうして燃えているのか,などなど。

中でも,「宇宙の起源」は大きな謎として立ち現れているようです。

そこでこの前,宇宙のはじまりは何っていう疑問は,どんなに頑張って考えぬいても答えがだせない,出せたとしても「かもしれない」というところから抜けだせない,そして答えがだせない理由だけは結構はっきりわかってるんだ,ということをもっとわかりやすく言ってみました。

最初,世の中には理由がわからないことがあるのか,と面食らったような様子でしたが,しばらくすると「人間って宇宙のはじまりがあるって思ってしまうのはなんでや?」と聞いてきました。

つまり,長男坊は僕の話しを受けて,「宇宙ができた理由は何か」から,「宇宙にはできた理由があるという確信が成立してしまう条件にはどのようなものがあるか」というように問いの立て方そのものを自力で変換したのです。

これはものすごい深化です。

このテーマに対する子どもの問いの立て方が本質的に変わった,ってことに気づかなければ,親の感度が悪すぎると言ってもいいぐらいのすさまじい深化です(つまり,深化として捉えるのは決して親バカだからではないということです^^;)。

というのも,私たちは宇宙の起源について決定的な解答を出すことは原理的に不可能だけども,そうした確信が成立する条件については多くの人に共通しうるものを答えとして言い当てることができるためです。

というようなことを,4歳児にもわかるようメチャクチャ褒めながら伝えると,えらく喜んでいました。

どこまで理解が進んでいるのかわかりませんが,その後は他のテーマ(たとえば暗いところをコワイと思ってしまうのはなぜか,など)でもどうしてそう思わざるをえないのか,ということをときどき考えながら遊んでいるようです(笑)。

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