おそらく勝負は参院選後

マスコミなどは総理の決断力のなさを批判しますが,僕はそれはちょっと違うと思います。

かりにも政権交代を実現し,総理にまで上りつめた人ですから,妥当な解答があるのであれば,すぐ決断できるぐらいの力量は持ち合わせていると考えた方がまともです。

そういう人でもスパスパ決断していけないのは,おそらく「どれだけ考えぬいても妥当な解答がない」というのが,いまの日本の状況だからなのでしょう。

今日,子ども手当の所得制限はせず,ガソリンの暫定税率は実質維持するという判断が示されましたが,明確な成長への見通しもぜんぜんなく,今のようなバラマキを続ければ,日本将来はかなり悲惨なことになるはずです。

そして,そういう可能性も政府は当然計算しているはずです。

だって,一般人よりもはるかに正確で多くの情報を入手できる立場にいるんですから,それぐらい予測できないわけがないと考えた方が合理的だからです。

それでもなお,バラマキを行うのはなぜかと考えれば,きっと来年の参議院選挙で単独過半数を取ることを考えているのでしょう。

でも,このバラマキのしわ寄せは必ずきますし,当然それぐらい予測しているはずです。

だから参議院選挙で大勝したあかつきにはおそらく,いまの事業仕分けなんか可愛いと思えるぐらいのことをしはじめるか,消費税を大幅に上げるなどの増税対策を打ちだすことも考えているはずです。

そうでもしない限り,日本は破滅に向かってひた走ることになりうるためです。

逆に言えば,民主党が参院選で単独過半数を獲得しても,いまのようなバラマキを続けるようであれば本当にヤバイということです。

僕としては日本国家を潰させないため,郵政など民営化できるところはどんどん民営化して,消費税も20%ぐらいまで上げてもらいたいのですが(他にもやるべきことはいろいろあると思うけど)。

とりあえず,今回の政権交代の本当の意味がはっきりするのは,来年の参院選で民主党が単独過半数を取った後だと考えておくのがよいと思います。

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