新人作業療法士にオススメの生存戦略

もうすぐ国家試験ですね。

学生はこれに合格すればはれて作業療法士です。

そこで,これから作業療法士になるかたたちに向けて,僕が実行したほうがいいと思う生存戦略を示しましょう。

生存戦略を考えるうえで,日本の先行きは切っても切り離せない問題です。

このブログでも繰り返し書いていますが,それはとても厳しいものです。

作業療法士には身分保障がありますから,もしかしたら他の職業に比べてまだマシかもしれませんが,それでも日本全体が荒波にのまれますからどうなるかわかりません。

そのため,ここで示す生存戦略は,将来的に荒波にのまれることを想定したものとなります。

1.自前の人脈を築くことです。

できれば作業療法業界だけに限らず,他業界にも広げましょう。

幅広い人脈によって自分自身の視野も広がるし,ピンチのときにチャンスが得られやすくなるかもしれません。

2.技術開発に専念しましょう。

4月からすぐに研究をはじめ,評価や介入技術の開発に取りくみましょう。

独自の技術を開発できれば,ずっと生き残りやすくなるはずです。

もし,新しい技術を開発する技能を持っていないなら,日本が本当の混乱期に突入する前に,できるだけ早く大学院にいって技能を習得しておきましょう。

3.こだわらないようにしましょう。

変化に適応できる者だけが生き残れますから,特定のモデルや技法に執着しないようにしましょう。

使えるモデルや技法は多ければ多い程良いです。

4.ダブルインカムを実現しましょう。

将来,大幅な医療費削減などで給与の大幅カットも予測されますから,それによっていきなり生活難に陥る状況を避けるために,ダブルインカムができるようにしておきましょう。

もちろん,早い段階から貯蓄もしておきます。

5.後輩の育成に努力しましょう。

作業療法業界の未来は,優秀な人材を持続的に供給していけるかどうかにかかっています。

あらゆる角度から後輩の育成には貢献しましょう。

もし,それによって創造的人材が育てば,全体として生き残りやすくなるはずです。

6.クライエントの役に立てる作業療法士になりましょう。

これがもっとも重要な生存戦略です。

しかし,培った技術は,必ず論文や書籍などで公開する必要があります。

あなたの技術は公共財なのです。

7.英語と中国語には馴染んでいくようにしましょう。

将来的に可能性のある労働市場への参入できるチャンスが広がります。

以上,とりあえず考えつく生存戦略を書いてみました。

僕もまだ達成できていないものもありますが,荒波に翻弄されてしまわないためにも,自分なりの生存戦略を立てて取りくんでいくことが重要です。

年功序列で安心の老後を迎えられる時代は,もう終わっているのですから。

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