臨床実習におけるレポートの位置づけ

本日は4月から臨床実習に行く予定の学生たちの要望で,レポートの書き方についてレクチャーしました。

評価結果を整理する方法,時制のおき方,論理の組みたて方,力点の分配,直観の鍛え方などを,日頃のちょっとした工夫でできる方法を示しながら講義しました。

いくつかのトピックについて話しましたが, 臨床実習中に書くレポートは体験学習を補強するために用いるツールであり,何がなんでも絶対に書かなければならないものではない,ということを忘れてはなりません。

臨床実習の目的は体験学習を成立させることです。

レポートはこの目的を達成するための手段であり,それを完成させることが目的ではないのです。

私たちは作家を育てたいわけではなく,臨床で役に立つ作業療法士を育てたいのですし。

だから,レポートよりも有効な方法で体験学習の成立を促進できるのであれば,レポートを書かない臨床実習があってもよいのですよ。

というようなことは,学生に言ってもしょうがないので一言も触れませんでしたけどね(作業療法士を対象にした臨床実習の講演などでは強調していますが)。

ちなみに,レポートの書き方も,学生から受けたいくつかの質問も,たいはんは『臨床実習ガイドブック』で解答済みだったと思います。

学生が共通して抱きがちな疑問・不安は『臨床実習ガイドブック』で取り上げていますので,これに乗っていない疑問・不安について相談してくれるといいのですが^^;

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