労働人口を増やす工夫をすべき

昔,某総理が「高齢者は働くことしか才能がない」と言い,メチャクチャな批判を喰らいました。

しかし,労働人口として高齢者に協力してもらおうというモチーフそのものは,非常に妥当なものです。

言い方が不味すぎたのです。

また同時に,労働市場に子育て中の女性が積極的に参入できるよう支援する政策も不可欠です。

現状は,「子育て中の女性は家にいろ」と言わんばかりの状況で,労動者として活躍してもらうにもハードルが高くてかなり困難ですから。

いま就職氷河期が問題になっていますが,貴重な若い労働者の参入を阻害する要因(新卒一括採用,年功序列など)を取り除くことも避けられません。

緩やかでも持続的な経済成長は,豊かで幸福な暮らしを維持するために欠かせませんが,少子化による労働人口の減少が大きな足かせになります。

そのうち,労働人口を確保するために,移民の積極的な受け入れが,現実味を帯びることになるでしょう(すでに農業などでは実質的にはじまっていますが)。

でもそれでうまくいくのはおそらく第一世代だけです。

だから,日本の経済成長を持続させるためには,どちらにしても高齢者と女性と若い労動者が活躍できる労働市場の構築(流動化や職訓などの支援策など)が不可欠です。

昨今の就職氷河期や幼保の話題などを見聞すると,それがうまくいっていないことが如実にわかりますから,やっぱ暗い気持ちになりますね。

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