『構造構成主義とは何か』の輪読スタート

本日から,吉備国際大学大学院のゼミで,西條剛央著の『構造構成主義とは何か』の輪読がはじまりました。

初回は,第一章「人間科学の『呪』」について,院生たちと時間をかけて丁寧に読みといていきました。

第一章では,本書の主テーマは信念対立の克服であることが,高らかに宣言されています。

はじめて読んだときは,文章一行一行にこもったすさまじい気迫に圧倒されたものです。

いま冷静になって丁寧に読みかえしてみると,ときどき出くわす構造構成主義に対するちょっと上滑りした誤解の一端は,実はこの第一章の論じ方にあることがよくわかります。

と同時に,その論じ方が,構造構成主義の継承発展の原動力にもなっていることも理解できます。

第一章は,信念対立という問題の本質洞察を読者に促すと同時に,この問題が著者が設定しただけのものではなく,読者である私の問題としても受け取られるような構造になっているのです。

ということが,院生たちとの議論ではっきりわかりました。

これ以上の詳しい話は,本学の大学院生の特権ということで,とりあえず内緒にしておきます(笑)。

それにしても,やっぱこの本,めちゃくちゃ奥が深いですわ。

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