ADOCの効用

先日,子どもたちをつれて,パトカーや白バイ,消防車の展示・試乗体験会に行きました。

普段は触ることのできない車両にふれあえて,子どもたちは大喜びでした。

近くにいたよその子は「警察官ってカッコいい!」「消防士って消防車に乗れてうらやましい。大きくなったら消防士になりたい」等と話していました。

ツールがカッコいいと,それを使いこなす職業に憧憬をもたらすのだと気づきました。

先日発表されたADOCの最大の効用のひとつは,作業療法にこれをもたらす可能性にあるのではないか,と思います。

想像してください。




iPadを片手に,現場で活躍する人たちを。

ペラペラの紙に印刷された評価用紙で仕事しているより,ずいぶん洗練された印象を与えると思います。

一瞬でそういう情景を作業療法にもたらすツールは,今のところADOCの他にありません(あったら教えてください)。

職業に対する憧憬をなめてはいけません。

それによって,患者さんとの交流が進むかもしれませんし,多くの人材が集まるので業界の質の向上が期待できるかもしれませんし,仕事の価値を認められやすくなるので心楽しく働きやすくなるかもしれませんし,税金を投入することは妥当だと思われやすくなるかもしれません。

意思決定支援ツールとして開発されたADOCは,「憧憬の功」という他にないポジションで作業療法を変えていく可能性があるだろう,と思いました。

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