『作業に根ざした実践ワークショップ』開催のご案内

5月19日で本企画の申込は終了しました。

今後、申し込まれた方はキャンセル待ちとなります。



◆概 要:

 このたび「作業に根ざした実践ワークショップ」を開催することになりました。このワークショップでは、作業に根ざした実践(occupation-based practice)に関心のある方々が「少人数」でじっくり学びあうため、大人数が参加する講演会・研修会では得られにくい深い学びが体験できます。

 作業に根ざした実践は、身体障害領域、精神障害領域、老年期障害領域、発達障害領域、予防領域などといった分野を超えて活用できる「作業療法独自の方法」です。近年、作業に根ざした実践の有効性を示すさまざまなエビデンスが蓄積されてきており、今後ますます重要性を増す方法になると考えられます。

 しかし我が国の臨床現場では、作業に根ざした実践に対する「周囲の作業療法への無理解」、「作業療法士同士の確執」などといった問題(=信念対立)があり、作業に根ざした実践の実現には困難がともなうことも少なくありません。私たちの研究室では、従来の作業に根ざした実践を基本にしつつも、我が国における実践の制約を踏まえた作業に基づいた実践の可能性を確保する方法を検討しています。今回のワークションプでは、私たちの研究室で考えてきた作業に基づいた実践を実現するポイントを紹介し、実際の臨床で作業に根ざした実践を実施するコツを学びあえる場にしたいと考えています。

 キーノートスピーチ1では、京極真が事例を通して作業に根ざした実践を紹介し、近年注目されている「構造構成主義」の観点から作業に根ざした実践の方法とそれを阻害する信念対立を克服する技術を示す予定です。キーノートスピーチ2では、寺岡睦が国内外の作業機能障害研究を整理したうえで、作業に根ざした評価の新しい視点をお話しする予定です。そのうえで、臨床現場が抱える問題は参加者によって異なることから、私たちと参加者で意見交換しあいながら作業に根ざした実践を実現してくためのアクティブプランを検討していきたいと考えています。

 したがってこのワークショップの目標は、(1)事例を通して作業に根ざした実践を理解できる、(2)作業に根ざした実践とそれを阻害する要因への対応法が理解できる、(3)作業に根ざした実践で解決すべき臨床上の問題を理解できる、(4)各参加者が実際の臨床現場で作業に根ざした実践を実現するためのアクティブプランを検討できる、の4つです。

◆日 時:2012年7月8日(日)13:00〜16:45

◆会 場:岡山国際交流センター・会議室2

 〒700-0026 岡山県岡山市北区奉還町2-2-1

 http://www.opief.or.jp/oicenter/access.html

会場は岡山駅前です。JR岡山駅から徒歩5分、岡山空港からリムジンバスで約30分で、かなり便利なところにあります。

◆定 員:15名程度

◆対象者:作業療法士、作業療法学生、作業療法or構造構成主義に関心ある方

◆参加費:3000円(学生1000円)

申し込み:事前登録制(〆切:7月7日(土))。申込はこちらから!

◆問い合わせ先:京極真研究室(kyougoku.lab@gmail.com

◆内容(予定):

1.       1300から1315 受付
2.       1315から1345 アイスブレーキング
3.       1345から1415 キーノートスピーチ1
   京極真:作業に根ざした実践の実際と理論〜構造構成主義の観点から
4.       1415から1445 キーノートスピーチ2
   寺岡睦:作業に根ざした評価の新しい視点
5.       1445から1500 休憩
6.       1500から1630 アクティブプランの検討
7.       1630から1645 まとめ

◆主催:京極真研究室、構造構成主義アカデメイア

◆キーノートスピーカー紹介:

京極 真(きょうごく・まこと)

 Twitter ID: MaKver2
 1976年大阪生まれ。Ph.D.、作業療法士、解明師見習。吉備国際大学および同大学院(修士課程・博士課程)・准教授。作業に根ざした実践の理論と評価である「4条件メソッド」、構造構成主義の実践法である「信念対立解明アプローチ」を研究開発。主著に『医療関係社のための信念対立解明アプローチ』、『作業療法士のための非構成的評価トレーニングブック』(ともに誠信書房)、『精神障害領域の作業療法』(中央法規出版)など他多数。

寺岡 睦(てらおか・むつみ)

 Twitter ID: teraokamutsumi
 1989年高知生まれ。作業療法士、大学院生。医療法人慶真会大杉病院、吉備国際大学学部大学院一貫教育コース(保健科学研究科修士課程2年)。関心は作業に根ざした実践、作業機能障害、作業科学、作業療法理論全般、信念対立解明アプローチ。現在、作業機能障害の種類に着目した評価尺度の研究開発に取り組んでいる。