「作業に根ざした実践ワークショップ」やりました!

昨日、少人数制の作業に根ざした実践(OBP)ワークショップを開催しました!
予想以上に、すんごい熱い半日になりました。

まずは僕と寺岡睦さんで研究開発中の「OBP2.0」という新作業療法理論を紹介しました。
OBP2.0」とは新次元のOBPです。

何が新次元かというと、まぁいろいろです、笑。

いくつか紹介すると、OBPで解決すべき問題を再設定しています。

この再設定は、けっこう根本的な変容をともなっています。

で、OBPと信念対立解明アプローチをシームレス化しました。

要するに、「OBP2.0」は従来のOBPの理論構造を根底から編み変えて、もっと現場の問題解決に直結した方法論として開発しなおしているのです。

このまま順調に研究開発が進めば、数年以内には一冊の本にして公表する予定です。

もちろん原著論文化も進めますが、大きな体系は一冊の本で一気に組み立てないと使い物
にならないためです。

関心のある方は、研究開発が順調に進むようお祈りください(^^)。




次にゲストとして、CEQ開発者の籔脇健司先生(吉備国際大学)、ADOC開発者の友利幸之介先生(神奈川県立保健福祉大学)に話題提供していただきました。

ご存知の通り、お二人とも次世代のOBPを牽引する研究者です。

籔脇先生は、CEQに基づいたアプローチを紹介し、OBPにおける環境調整の重要性を話してくれました。

友利先生は、会場で急遽(発表5分前)に依頼し、ADOCについて紹介していただきました(無茶ぶりに快諾してくださりありがとうございました!)。

OBP2.0、CEQ、ADOCは異なるアプローチであるにもかかわらず、作業に根ざすということと、多職種連携に対応できるという点が共通しており、これからの大きな方向性が暗示されていると思いました。

それにしても、OBP2.0、CEQ、ADOCを一挙に学べるって、かなり豪華な構成でしょ(笑)。

うへへ。

議論では、OBPの意義と可能性、障壁を克服する方法などが話題に上がりました。

議論の時間はけっこうたっぷり確保したつもりだったけど、参加者からもっと議論したかったという声が複数ありました。

今度やるときは、議論の仕方と時間に工夫が必要かも。

さて、個人的には今回のワークショップでいくつか感じるところがありました。

ひとつは、日本の作業療法がとても面白くなってきたということ。

ADOC、CEQというツールが日本で生まれ、OBP2.0という新作業療法理論が日本で立ち上がろうとしており、しかもそれに関心をもつ志の高い臨床作業療法士たちが全国にいるわけです。

以前は川モデルが日本独自の作業療法理論として大変注目を集めましたが、ここにきていろんな取り組みがあちこちで進んでいるように思います。

海外からの借り物ではない、日本の作業療法の展開が大きなトレンドとして起こりつつあると思いました。

これ、何だかんだで大きな前進だと思います。

でもこれからが勝負所になると思うので、それぞれがそれぞれのやり方で頑張りまっしょい。

もうひとつは、臨床作業療法士と作業療法研究者の役割分担です。

作業療法研究者の役割は、臨床では解決できないような問題を解決したり、臨床していると気づかない問題を見つけて解決したりすることだと思いました。

逆に、臨床作業療法士の役割は、研究していると気づかない問題を見つけて研究者に伝えて合同で解決したり、臨床を通して研究の利点と問題点をチェックしたりすることだと思いました。

臨床作業療法士と作業療法研究者は同じ作業療法士ですけど、状況と目的が異なることから経験している内容もかなり異なります。

お互いの利点を活かして、作業療法の発展に貢献していけたらよいと思いました。

とまぁいろいろ書きましたけど、やってよかったなぁと思える企画になりました。

今回は少なからずの人が、キャンセル待ち状態で結果的に参加できない事態になりました。

次回もやるときがあったらご案内しますので、そのときはぜひご参加ください♪