OBP2.0における非構成的評価

福岡県で「精神科における非構成的評価の実践」というテーマで話してきた。

具体的内容は、OBP2.0における非構成的評価の実践である。

OBP2.0とは、新進気鋭の研究者である寺岡睦さん(@teraokamutsumi)と僕で共同開発中の新作業療法理論である。

OBP2.0は作業療法の専門性を発揮しつつ、多職種連携を促進するためのものであり、信念対立解明アプローチとOBPを統合した理論構造になっている。

詳細は、代表研究者の寺岡さんが先週の日本作業療法学会で発表したので知っている人もいると思う。

OBP2.0における非構成的評価は、実施、記述、吟味の3つのセクションから構成されている。

実施は、対象者の作業機能障害の種類(不均衡、疎外、剥奪、周縁化)を、自然な観察と会話を通して理解していく。




記述と吟味は、4条件メソッドを用いて展開していく。

ともすれば、曖昧で難解な非構成的評価だが、OBP2.0ではシンプルな枠組みで具体的に遂行できるように構造化されている。

会場では、実技トレーニングを交え、参加者たちとディスカッションしながら学んでいった。

実技トレーニングは、時間の関係で吟味までしかできなかったが、ほとんどの参加者が難しい課題もできるようになっていたので、多少なりともスキルの定着を促進できたのではないかと思う。

明日からの臨床に少しでも役立つようであれば幸いである。