不幸の源泉



自分たちの考え方ややり方のみが正しいという思い込みが、信念対立の発生を根底で支えています。

その思い込みは他者承認、成功体験、失敗体験、生活習慣によって醸成されると考えられます。

しかし、それらの要因から切り離された人間はいないこともまた間違いないです。

つまり、人間は多少なりとも信念対立を避けられない、と考えなければしょうがないのです。




信念対立の極みにある例のひとつは、宗教対立である。

現在も地球上で、宗教対立を背景のひとつにもつ殺しあいが続いています。

原理的に考えたら、あらゆる宗教は根本仮説(物語)であり、どちらかのみの正当性を絶対化することはできません。

ひとつひとつの宗教は愛を、慈悲を、平和をめがけているはずなのに、それによって多くの人命が奪われるのは、不幸の極みです。

信念対立は、この世の不幸の源泉だとしか言いようがない。