研究法セミナーやりました

3月28日、29日に日本臨床作業療法学会主催の研究法セミナーでABCR-14の紹介と統計の基礎について話してきました。

講師は群大の今井先生、吉備国の籔脇先生、吉備国D2の寺岡さん、そして僕の4名でした。

個人的には、多くの方が作業療法研究に関心があり、より高い水準で研究したいと思っていると知れたのが、最大の収穫でした。

開催の準備と運営を行ってくださった籔脇先生には、心からの感謝です!

また当日、運営を手伝ってくださった多くのスタッフにも感謝感激雨あられです。

ありがとうございました!




さて上述したように、僕は統計の基礎についてお話ししました。

80分で、統計的思考法、重要用語の解説、目的別の統計モデルと推定法の活用法、統計ソフトの紹介を行いました。

統計モデルと推定法の活用では、目的、尺度水準、確率分布の観点から選択するという点に絞り込んでお話ししました。



扱った統計モデルは、古典的なt検定、分散分析などに加えて、より現代的な一般化線形混合モデル、マルチレベルモデル、構造方程式モデリング、マルチレベル構造方程式モデリング、項目反応理論、潜在ランク理論、潜在曲線モデルなどなどでした。

推定法は、最尤法、ロバスト最尤法、ロバスト重み付き最小二乗法、ベイズ推定法などなど。

80分だったので詰め込みすぎは確実ですが、さまざまな統計モデルの選択という観点から超重要なポイントのみ解説することで要点だけ伝えるように心がけました。

正直なところ「適切に伝わったかなぁ」とやや心配だったのですが、その後、研究計画を立案し、発表された内容を聞いていると、何と皆さん適切に選択できているではないですか。

参加した作業療法士の知性を信じて、内容を薄めずにお伝えして良かったです。

とにかく今回は、適切に統計モデルを選択できるようになることにしぼったので、統計モデルの詳しい内容と実行法に関しては各自で学ぶ必要があります。

いろんなテキストがあるので、自身の研究に関心がある統計モデルから順次しっかり学んでいっていただけたらと思います。

またより高度なレベルで理解し、研究を行いたい人は、大学院への進学をご検討していただけたらと思います。

ぜひ多くの作業療法士が、高いレベルで研究できるようになるといいなぁと思います!