【厳選】「ベイズって何?それって美味しいの?」って人にオススメの書籍5冊



「これはとっても良さそうだ」ということで、ベイズ統計学を勉強し、研究に活用しつつあります。

何が良さそうかというと、①複雑な現象を理解したい、②少数例しかない貴重なデータを活かしたい、③扱いが難しいデータをなんとかしたい、などなどのときに役立ちうるからです。

要するに、ベイズ推定にはすごく柔軟なので、ぼくたちのように人間を対象にした研究に関わる人にとって美味しいそうだというわけです。

ぼくたちの研究は、従来の推定法だとなかなかしんどいデータを扱うことがあるので、これはどうも使るようになった方が良さそうだと考えたわけです。

いろいろ勉強して基本的な理屈を押さえたら、まずは実際にやってみようというということで、いくつか研究をスタートさせました。

現在、ベイズ統計学を用いたデータ解析は、主にMplusやStanでやっており、そのうちいくつかの研究は論文化に向けて進めているところです。

さて、従来の統計学の発想とはぜんぜん違うので、これからベイズ統計学を勉強しようとすると理解が難しいことがあるでしょう。

実際、ぼくも研修会に参加したり、実際にデータ解析したりしながら、徐々に理解を深めつつあるところです。




ベイズの公式自体はとてもシンプルなんですけど、すごーーーく奥が深いのでぼくもイマイチわからんところがありますw。

というわけで、これからベイズ統計学を勉強してみようかなぁという人向けが読むと良いよという書籍を5冊紹介しておきます。

以下の書籍は、入門の入門で役立つので、関心がある人はぜひどうぞー。



1.図解・ベイズ統計「超」入門 あいまいなデータから未来を予測する技術

良書。

1日あれば読了できますし、予備知識なしで読んでも理解できると思います。

まとめページがあるので、そこを読んでから全体像をつかんで本文に入ると良いかも。

表紙は軽い感じですけど、中身はわかりやすく、しっかりしています。




2.完全独習 ベイズ統計学入門

予備知識なしで理解できる良書でした。

算数レベルの知識でベイスが理解できるように工夫されています。

最尤推定とベイズ推定を比較した解説は、特に秀逸でした。

いわゆる頻度主義と呼ばれる従来の統計学と比較しながら、ベイズ統計学の特徴を平易に書いているので、はじめてベイズに接する人でも理解しやすいです。



3.史上最強図解 これならわかる!ベイズ統計学

こちらも予備知識なしでもベイズ統計学のポイントが理解できる良書です。

同じような例題を繰り返し繰り返し解説してくれるので、読んでいるうちに理解が深まります。

「くどい!」と感じるぐらいです(著者の読者への愛だと思う)。

1日あれば読み終えられるので、忙しい業務の合間で勉強できます。



4.道具としてのベイズ統計

1から3に比べるとややレベルアップした内容です。

けど、わかりやすいです。

マルコフ連鎖モンテカルロ法や階層ベイズについても解説があり、それをエクセルで計算できるようになっています。

実際に道具として使いこなすには、多くの人はRやMplusでやると思いますが、それでも慣れたエクセルを使えるので理解を促進してくれると思います。




5.異端の統計学 ベイズ 

ベイズ統計学をめぐる信念対立のお話です。

頻度主義とベイズ主義という2つの異なる立場が信念対立し、後者が100年以上にわたって異端視され続け、そして急に世界中で注目されるようになった経緯がよくわかります。

本書はベイズそのものではなく、ベイズをめぐる人間ドラマ(歴史)を理解するうえで役立ちます。

信念対立に関心がある人は、特に楽しめるでしょう、笑。