負の連鎖をいかに絶つのか

フランスで世界を震撼させる大規模なテロが発生しました。

犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、一刻も早く平和が訪れることを願い
ます。



フランスでテロがよく起こるなぁと感じたのでググったら、2015年だけですでに6件もテロが起こっているという記事を見つけました。

フランスで起きた主なテロ事件。2015年だけで早くも6件に

今回のテロは、イスラミックステートによって実行されたらしい。

パリ同時テロ 仏大統領「ISによる犯行」

これまでの展開を考えると、一気に事態が緊張し、爆撃が熾烈を極め、数年後にイスラミックステートが壊滅するのかもしれません。

でもぼくたちは、イスラミックステートがテロへの報復でイラク戦争を行ったことで台頭したこと、を忘れないようにする必要があります。

本当に悲しいことに、今回の悲劇は過去の悲劇への対策が事前準備としてしっかり機能しています。

テロとの戦いも、戦争も、前のそれが次の悲劇を生むという構造を備えています。

ぼくたち人類は、これまでのところ、この構造を根本から解消する条件を整備することに失敗し続けています。

人類は負の連鎖を断つことに、かつて一度も成功したことがないのです。






このような超難題を前にしたとき、さしあたりできることは「負の連鎖を断つにはどうしたら良いか」という問いを続けることです。

失敗がこんでくると、投げやりになって、もっと大きな失敗を呼び込みます。

全体として、やぶれかぶれになるのが一番怖いです。

この負の連鎖を断つにはどうしたらいいのでしょうか。

負の連鎖は、戦い続けても断てないし、心から平和を願うだけでも到来しません。

また人類はずっとこの連鎖のうちにいますから時間が解決してくれるような問題でもありません。

これは本当に難しい問題です。

でも人類は歴史から学んで、負の連鎖を断つ条件を少しずつ掴みつつあることも事実です。

うまく機能していないのでベストとは言えませんが、国際連合の安保理における意思決定の仕組みは苦肉の策とはいえその一つでもあります。

世界が最低でも第二次世界大戦の「戦後」で踏みとどまれるように、ぼくたちは問いを立て続け、その解を求め続ける必要があります。