「にて」って何だろう?

院生たちの論文に赤入れしていると、「にて」という表現を目にします。

例えば、「パラメータはロバスト重み付き最小二乗法にて推定した」みたいな表現です。

論文は限られた字数で書かないといけないため、「」という一文字ですむならそうした
ほうがいいという大変プラグマティックな理由で、ぼくは「にて」で表現できるところは「」にしたい気分になります。

なので、院生たちには「にて」で表現できるところは「」に直すように繰り返し伝えました。

しかし、毎年この「にて」から「」への変換作業が続くので、はて「にて」って何だろうと疑問に思うようになりました。






さっそくGoogle先生に質問したところ、「」のルーツが「にて」らしいということがわ
かりました。

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」は格助詞、「」は接続詞であり、この2つがあわさって「にて」になる、と。

そして、中世以前は「にて」が用いられ、中世以降は「」に変形したらしいです。

そうか、そうだったのか。

ぼくよりも若いはずの院生たちは中世以前の言葉使いで、来年から初老に入る予定のぼくはそれを現代風に使っていたのか、笑。

ぼくはとてもプラグマティックな理由で「」を用いてたけど、元々あったのは「にて」なんだね。

何だかすっきりです。

これにて一件落着。