フィンランドのベーシックインカムに注目

世界で初めてフィンランドがベーシックインカムの導入に踏み切るようです。

すごいですね。

実のところ、ぼくは以前からベーシックインカムに賛成です。

このblogでも2010年に記事を書いていたぐらいです。

関心がある人は5年前の記事もお読みくだせー。

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さてベーシックインカムは、全国民に対して一律の金額を支給するという仕組みで、シン
プルに最低限の生活保障ができます。

これが実装されたら、個人の自由な生き方が後押しされるようになるだろうと考えています。






今回、フィンランドでは全国民に毎月約11万円する計画のようです。

例えば、4人家族だったら毎月約44万円が給付されることになります。

これだけあれば、給付金だけで普通に生活することができます。

そのぶん生き方に余裕が生まれるはずですから、例えば;
  • 失敗しても生きていけるので、起業などいろいろチャレンジしやすくなる
  • ブラック企業で過労死するまで我慢して働かなくてもよい
  • 就職が決まらないからといって過度に悲観する必要もない
  • 子供は必要に応じて親から早期に自立することだってできる
  • 労働者は退職しても普通に生きていけるので、経営者は労働者を大切にするようになる
  • 社会的なミスで自殺しなくてもすむかもしれない
などのプラスの変化が起こるかもしれません。

他方、マイナスの変化としては、例えば;
  • 一定数は仕事しなくなるでしょう
  • 離婚が増えるでしょう
  • 我慢が効きにくくなり、欲望が加速するかもしれません
  • 他の社会保障はなくなるでしょう
  • 財源の確保で四苦八苦することになるはずです
などが起こる可能性があります。



ベーシックインカムは、人類が長いあいだ前提にしてきた「働かないと生きていけない」というシステムを克服するものです。

と同時に、この前提を抜きにした社会システムはいまだ現前したことがありません。

つまり未体験ゾーンなので何が起こるかいまいちよくわからない。

でも日本を見てもわかるように、現状の社会システムもしっかり機能しているわけでもありません。

なのでベーシックインカムにデメリットがあるからといって、頭から否定する根拠もないわけです。

ぼく個人はむしろ期待していますが。

フィンランドは社会保障先進国ですから、その嗅覚を活かしてうまくやってくれるかもしれません。

フィンランドの壮大で夢のある社会実験の動向に注目です。