知と人の評価はわけた方がよいもう一つの理由

知と人の評価が混同されると、知の価値が過小に見積もられることがあります。 例えば、教育学の名著「エミール」を書いたルソーは、子どもが5人生まれたのになんと育児放棄しています。 教育の原理を解き明かしているにもかかわらず、自らは子育てに自信がもてず手放してしまったわけで...

権威・権力は分散させるべし

権威・権力の集中は構造上、ぼくたちの判断を大なり小なり狂わせます。 どんなに注意しても、その引力圏から逃れるのは難しいです。 権威・権力の源泉は「自他の合意」にあります。 なので、いったんその構造のうちに身を置くと、判断の中心点が「肯定」に促進されます。 つま...

作業療法と理学療法の違いは明確に理解できないとマズい

「 作業療法の超メタ理論 」と「 理学療法の超メタ理論 」の開発にそれぞれ関与している者としては、2つの領域の違いが明瞭すぎるために、混同してしまっている人たちが気の毒になります。 第二次世界大戦後に、国策主導で実体を把握しないまま輸入した功罪は、大きいと思います。 ...

作業療法と作業的公正

作業的公正(occupational justice)は、作業科学で提唱された比較的新しい概念です。 これは、「 すべての人間は意味を感じる作業に取り組む権利がある 」という意味で、作業療法の立場から推進している社会運動の一種です。 逆に、意味を見いだせる作業に取り組...

完全保存版!絶対に読んでおきたい作業療法の古典7選

素人と専門家の違いは、その領域の古典に通じているかどうかです。 素人は、ハウツーを知っていても、元々の根本モチーフを知りません。 専門家は、素人が知っているハウツーを押さえつつ、本来のあるべき姿を理解しています。 根本モチーフは、領域の成立を支えた古典を通して学べ...

作業療法の意味の中心を理解できる教育

何のための手工芸なのか、を理解しつつ勉強してほしい。 今日、学部の基礎作業学の講義を見学しました。 学生たちは、講義で紹介されるさまざまな手工芸に関心を示しながら熱心に勉強していました。 学生たちに「手工芸は使い方によっては楽しみにもなるし、症状の緩和にもつながる...

笑ってますか?

めちゃハードなときこそ、笑いが大切です。 毎年、この時期は大学院生たちの追い込みシーズンです。 端から見ていると、悲壮感ただようシーンを想像するかもしれません。 けど、実のところめちゃくちゃハードな状態であるにもかかわらず、研究室にはそこそこ笑いあふれています。 ...

博士学位論文の事前審査〆切だん!

今月末に、博士学位論文の事前審査があります。 先日、2名の院生が事前審査のための博士学位論文を提出しました。 院生たちは死に物狂いで頑張っていました。 併走する指導教員もかなりハードワークです。 ほっとひと息つきたいところです。 けど、プレゼンの準備、修...

ユーモアや笑いは信念対立の解消に役立つよ

信念対立が生じると、相手を説得したり、交渉したりして、乗り切ろうとしがちです。 これは正攻法な対応なので、基本的に良いですし、間違っていません。 でも、緊張関係にあるなかで、正面から攻めるとかえって事態がこじれることがあります。 見極めはとても難しいのですが、 ...

我慢はしない

信念対立していると、どうしてもイライラすることがあります。 足を引っ張られたり、陰口を言われることもあれば、いくら説明しても伝わらないこともあり、信念対立はけっして愉快なものではありません。 このように、腹が立ってしょうがない場合、ぼくが「怒っても仕方がないから我慢し...

臨床実習の信念対立はどう克服するか

臨床実習の信念対立のひとつに、 症例基盤型臨床実習 と 臨床参加型臨床実習 (クリニカルクラークシップ、以下CCS)の確執があります。 臨床基盤型臨床実習では、実習生が1名から2名程度の対象者を担当し、臨床家からのフィードバックとレポートを通して作業療法の評価・介入の整理...

子どものための信念対立解明アプローチ

うちの坊たちは、「 パパの作った理論ってほんま役だつなぁ 」と言ってくれます。 「なにそれ?」と聞くと、「 信念対立解明アプローチよ、信念対立解明アプローチ。あれはほんまにええで 」と。 友だちとケンカになりそうなときに、「 なにそれ? 」「 なんで? 」「 どうした...