名前が悪い!?

「作業療法」は名前で損している、というご意見をよ〜く頂きます。
作業療法士はその名に愛着を感じているのですが、外部の人は「名前を変えちゃえば??」とけっこう平気で提案してきます。
では、何をどう損しているのか。
これまで頂いた意見を最大公約数的に示すと、「作業」という言葉から仕事の内容がイメージしにくいし、たとえイメージできたとしてもダサい印象しかない、というんです。
それに対して、理学療法は一般的なリハビリテーションというイメージと結びついて仕事の内容が理解しやすく、しかもカッコイイと。
理学かっけー、作業だっせー。

これが単なる印象論で終わればよいのですが、そこそこ実害もあります。

教育界にいると、それを肌身で感じます。

だって、全国どこの養成校も、理学療法に比べて、作業療法を目指す人が明らかに少ないんですもん。

就職先はいっぱいあるし、現場のニーズもかなり高いのに、イメージ負けでいまいち盛り上がらない。

理学療法のほうがかっちょいいので、高校生はそっちを希望しがちなんです。

専門職にとって優秀な人材の供給は生命線なのに、そこで苦戦しているところが多いのは、本当に深刻な問題です。

作業療法という国家資格ができてから、約50年も経過するのにほとんどまともなイメージが定着していませんからね。

ぼくたち関係者が作業療法のブランド化に失敗しているのは、間違いないです。

ごめんね、作業療法。

本当のお前の魅力は、こんなもんじゃないのにね。

おじさん、はんせーしちゃうよ。






ぼくたち作業療法士は、作業療法という仕事の魅力をもっとうまく示していかないといけないです。

この点に関して、これまでの戦略は上手くいっていないだろうから、反省すべきは反省し、過去にとらわれず、きちんと戦略を描いて実行する。

もうそれしかないですね。

そういうお前が考える作業療法という仕事の魅力は何だって??

うーん、まぁいろいろあるんですけど、サクッと一言で表せば何だかんだ言って作業療法
は楽しいってことですかね。

作業療法ではあの手この手を使って、障害があっても熱中できる活動に取り組めるようにします。

活動への熱中は基本的に、作業療法士も楽しくなきゃできない。

それでいて一般の人がイメージするような医療っぽいこともできる。

ブラックな労働が多いなかで、職業人も楽しみながらできる仕事ってあんまないと思うけどなぁー。