LOVE2.0

今日はさまざまなギョームの合間に『LOVE2.0 あたらしい愛の科学』を読破しました。
OBP2.0もそうですが、この2.0という概念には視点をアップグレードするという意味が込められています。

OBP2.0の場合は対応できる問題が2つあるという意味もありますが。

さて本書で展開するLOVE2.0は、従来の愛の概念をアップデートする象徴であり、ポジティブ心理学がベースにある愛の理論と実践です。

本書の愛に対するユニークなスタンスは以下の通り(第1章)。
  • 愛とは、従来言われているように独占的、永続的、無条件的ではない
  • むしろ愛の射程は広く、あまり持続せず、前提条件にしたがうものである
  • 身体としての愛という観点で捉える
ではLOVE2.0でいう愛とは何か。
その要点を大きく示すとおおよそ以下の通り(第2章)。
  • 愛とは第一義的に究極の感情である
  • 愛とはポジティヴィティ共鳴であり、それはポジティブ感情、生物行動学的同時性、相互的配慮によって構成される
  • 愛=ポジティヴィティ共感の必要条件として、安全性の知覚とつながりがある



特に面白いのは、愛は身体にとって栄養であり、健康とウェルビーイングに肯定的な影響
を及ぼすと議論を展開するところです(第3章、第7章)。

またフロムの名著『愛するということ』では愛は技術であると論じられていましたが、本書でもそのスタンスが採用されています。

それは本章の各章に、愛を豊かにするためのエクササイズがたくさん紹介されていることからも理解できるはずです。

エクササイズの例のひとつとして、瞑想がありました(第6章)。

呼吸に意識を向けて、いま身体が感じていることを感じるままに感じること、それによって、愛=ポジティヴィティ共鳴が豊かになる可能性があるというわけです。

愛の理解を豊かにし、愛を通して健康とウェルビーイングを促進する理論と実践に関心がある人にはオススメですぜ。