研究法談義

昨日は竹林研究室にお邪魔して、6時間ぶっ通しで友利幸之介くん、竹林崇くん、京極の3人だけで研究法について議論しました。

その間、3人とも飲まず食わずで、ただひたすら研究について議論し続けました。

お二人ともこの業界を牽引する気鋭の研究者ですから、話題のユニークさも広さも深さも先見性も超一級でした。

懇親会には新進気鋭の寺岡睦さんも合流し、これまた3時間ちょいざっくばらんに話し続けました。

とても贅沢なメンバーで時間を過ごし、ぼく自身さらに成長したいと思いました。




さて議論の中心は、作業に焦点化した研究法でした。

人間の作業にしっかりコミットするには、どういう研究法が求められるのか。

そういう観点からの議論だったと思います。

議論の詳細は省きますが、それを通して感じたことのひとつは、作業療法士には研究法に関する幅広い知見とそれを的確に応用するチカラが求められている、ということです。

ぼくたちが対象にする人間の作業は、とても単純であると同時に、極めて複雑です。

研究者の観点や研究の状況に応じて、その立ち現れ方が変わります。

こういう現象にアプローチするためには、特定の研究法に精通するだけでは不十分で、立ち現れ方にあわせながら柔軟に探求するためにいろんなやり方に精通している必要があります。

理論的研究も、質的研究も、量的研究も、その統合も理解していることが期待されます。
そして最も重要なものは、研究課題の設定。

研究課題は基本的に、うまくいけば人類の発展に貢献できるという予測のもとで設定します。

が、何がどう役立つかは後になってみないとわからないので、どこかにゆとりをもたせてワケのわからない取り組みも許容する度量が必要です。

特に、人間の作業のようにいろんな切り口がある対象を探求する場合には、それが求められるでしょう。

もちろん、ぼくもまだ成長の途上です。

わからないことも、できないこともたくさんあります。

今後もしっかり適応していきたいと気持ち新たにしました。