やり抜く力



話題の書「やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける」をようやく読み終えました。

本書の主張を要約すると、人生で成功をおさめるためには「やり抜く力(情熱と粘り強さ)」がとても重要である、ということです。

本書は、いろんな研究結果を踏まえて、そう主張します。

本書にしたがうと、成功は学校の成績からまったく予想できません。

成功に必要なのはIQの高さや天賦の才では、ないのです。

パラメータとして重要なのは、情熱と粘り強さです。

そして、やり抜く力は教育によって引きだし、引き伸ばすことができるそうです。

これは、教育に関わる者にとって大きな希望です。




本書の後半に、教育に役立つヒントがたくさんありました。

ちょーざっくり要約すると、こんな感じ。

やり抜く力は、子育てでも学校教育でも育めます。

例えば、「子どもに厳しい要求をしながらも、支援を惜しまない育て方」が、やり抜く力を育むという研究はたくさんあります。

これによって、最後までやり通すことを支援できるので、結果としてやり抜く力を育てることができるわけです。

これは教育にも当てはまり、教師は学生に最後までやり通すことができる経験を提供し、やり抜く力を備えた人格の形成を後押ししていくわけです。

やり抜く力を伸ばすうえで一番良い方法は「やり抜く力の強いグループに参加する」ことです。

環境が人を変える。

ということは、教育者自身が情熱と粘り強さを学生に見せて、学生がそれに感化される関係を構築することが、実のところとても重要だという話になるわけです。

他にもいろいろ面白い議論がたくさん紹介されていたので、関心のある人はぜひどーぞ。