研究の質を高めるための必読ステイトメント



研究の質を高めるためのステイトメント(声明)が、いくつも発表されています。

査読は、各声明を参考に行われます。

なので、研究する人は各声明を必読したほうがよいです。

ここでは、備忘録もかねて、ぼくの領域に関連する声明の一覧を作成しました(網羅的ではありません)。

他にもいろいろあるので、研究する人は調べるようにしましょう。

質的研究

COREQ声明(Consolidated criteria for reporting qualitative research)



目的は質的研究の質の向上です。

質的研究の計画立案、論文に含めるべき情報や書き方などが示されています。

国際誌などではこれに準じるように明確に書かいているところもあります。

以下も目を通すとよいかも。


メタ分析・システマティックレビュー

PRISMA声明(Preferred Reporting Items for Systematic Reviews and Meta-Analyses)

メタ分析・システマティックレビューの質の向上が目的です。

レビュー論文に含めるべき情報、書き方などが示されています。

ぼくはAmerican Journal of Occupational Therapyで査読者やっていますが、そこでもメタ分析・システマティックレビューはPRISMAで査読します。

レビュー論文を書くときは、以下のサイトなどでプロトコルを登録するようにしましょう。

臨床試験

CONSORT声明(CONsolidated Standards of Reporting Trials)

目的は臨床試験の質の向上です。

ランダム化比較試験に代表される臨床試験の質を高めるためのガイドラインです。

CONSORTに準じないと、国際誌の査読は突破できないです。

以下の文献もおすすめ。
臨床試験やるときは、ICMJEに承認された試験登録機関にプロトコルの登録を行います。

STROBE声明(Strengthening the Reporting of Observational Studies in Epidemiology)

観察研究の質を向上させる目的で作られた声明です。

観察研究の報告に含めるべき情報、書き方などが示されています。

やはり査読はSTROBEでチェックされますから、きちんと満たすようにしましょう。

以下、おすすめ。

COSMIN声明(COnsensus-based Standards for the selection of health Measurement INstruments)

目的は尺度開発研究の質の向上です。

尺度開発で必要なデータ解析、報告すべき情報、論文の書き方などが示されています。

尺度の妥当性、信頼性、有用性の考え方を理解しておくとよいです。

もちろん査読もこれを参考に行われます。

以下の文献がおすすめ。