印刷と音読のススメ



学位論文(博士&修士)の追い込みの季節になってきました。

院生たちには毎年、ぼくに送る前に必ず論文を印刷し、音読しながら自身の文章を添削する、という作業を行うようにお願いしています。

ポイントは印刷と音読です。

パソコンの画面上で作業すると目が疲れますから、誤字脱字や構成の問題になかなか気づけません。

でも、印刷した文章だと変なところに気づきやすくなります。

論文の添削は出力した校正紙で必ず行ってもらうのです。

印刷代がかさみますけども、筆力を高めるための先行投資だと割り切ってください。




加えて、その作業は音読しながらやっていただきます。

黙読すると、文章チェックが甘くなります。

おかしなところがあってもスルーしちゃうんです、黙読だと。

しかし、音読すれば身体を通して確認ができます。

すると、変なところや引っかかるところが、体感レベルで判断できるのです。

筆力を上げるには、最低限これぐらいの努力が求められます。

これまで多くの院生を指導してきましたが、この努力ができる人とそうでない人では成長に差が出ているという感覚があります。

筆力を上げたければ、指導教員に校正作業を丸投げしちゃ駄目ですよ。

と、ここまで書いて気づいたのですけど、昨年のこの時期に似たようなこと書いていました。


大切なことはそう大きく変わるものではないのですね。