問題未解決力



世知辛い世の中ですから、高い問題解決力がそこかしこで求められます。

ほとばしるスピード感、切れ味するどい分析力、周囲が驚くような行動力。

そういう人がいると頼りになるし、男女問わずかっこよく見えるものです。

実際、高い問題解決力があると、多くの人の助けになるでしょう。

いろんな人、組織の役に立つはずです。

でも、医療や教育にたずさわっていると、白黒ハッキリつけないほうが良さそうな課題があることに気づきます。




例えば、手の打ちようがないほど困難で難渋するしかないような実存にかかわる問題は、クールにスパッと決着をつけることよりも、苦難をともに分かちあい続けるような態度が救いにつながることがあります。

あるんですよ。

難渋せざるをえない課題を前にして、耐えきれなくなって投げだすわけでもなく、無理やりエイヤッと対策を打ち出すわけでもない。

苦難な状態をホールドし続けることによって、その人の実存を支え続ける。

そういう支援のあり方は、対人支援にはいろんな場面でありえるんです。

状況に応じて目的を達成するために、戦略的に問題を解決しないでいられるチカラは、何て呼べばいいんでしょうね。

忍耐力?

うーん、ちょっと違う?

とりあえずここでは問題解決力とでも表しておきましょうか。