肩の力をぬいて生きる

こころ楽しく生きるには、過度に「〜でなければならない」「〜するべきである」などとは考えないほうがよいです。

こういう義務を負わせる考え方は、役割を全うするうえで役立ちます。

例えば、母親として子どもの世話をするべきだと考えていると、そうでない場合にくらべて保護者としての役割をやり遂げやすいでしょう。

義務は自他の言動をしばることができるので、役割達成にむけて促進してくれるからです。

義務のない人生はなかなかもってつらいものかもしれません。

ただし、これも強くなりすぎると生きづらさにつながります。

義務は役割を全うするように仕向けるがゆえに、その意識が強すぎると人生のハンドリングが難しくなるからです。




自身の人生をコントロールしないといけない状況とは、たいていイレギュラーな問題が起こったときです。

例えば、社会人として頑張って仕事したのに、ある日突然職を失うような事態がそれにあたるかもしれません。

そのとき、義務にディペンドした考え方から自由になれないと、人生のハンドリングがしなやかに行えず生きづらさに直結します。

もしかしたら「自分は大丈夫」と思う人がいるかもしれないけど、義務の本義は言動を縛り上げることなので、普段から「〇〇するべき」と考える傾向がある人は、いざというときでも自由に発想できないものです。

もちろん、だからといって義務を放棄したらよいというわけではありません。

ほどほどに義務がないと塀のむこう側に落っこちちゃう可能性が高まるからです。

短い人生をこころ楽しむためには、自身にかせられた義務に配慮しつつも、ふだんよりももうちょい肩の力をぬくことに意識をむけたほうがよいでしょう。