座って行う作業と精神的健康はどう関連するか



最近読んで面白かったシステマティックレビューのひとつです。

本論は以下から読めるので、関心ある人は方法を批判的に吟味しながら読んでください。
ここでは、メモと感想を記します。

この研究論文では、青年期に座って行う作業(例えばゲーム)と精神的な健康状態の関連を、システマティックレビューで明らかにしています。

ただし本研究は、基本的に観察研究(特に横断研究)を扱っているので、因果の方向性は確定できないです。

さてここでいう座って行う作業とは、テレビを鑑賞する、ゲームする、勉強する、デスクワークなどが含まれます。




例えば本研究では、抑うつがインターネットをすることと関連していた、とか、自尊心の低下とビデオゲームの使用時間の長さに関係が認められたなどの結果が報告されています。

長く座って行う作業が抑うつ、自尊心の低下を引きおこすのか、抑うつ、自尊心の低下があると座って行う作業を好むようになるのかはわかりませんが、パラメータ間にそういう傾向がありそうだということは言えそうです。

このシステマティックレビューは、作業と健康の関連に関する知識です。

こういう視点があると、OBPがすこしやりやすくなるでしょうね。

観察研究の精度を上げるには、共変量にある程度客観的に測定した活動量などを投入し、座って行う作業と精神的健康の関連を議論できるようにしていくと良いだろうと思います。