多職種連携は慢性腎臓病をもつ患者のアウトカムにどう影響するか


少し前(2015年)に公表されたメタ分析のメモです。

詳しくは以下で確認してください。
慢性腎臓病をもつ患者のアウトカムを改善するために多職種連携が必要です。

本研究では、透析していない慢性腎臓病をもつ患者(CKD患者)に対する多職種連携の効果をメタ分析しています。

方法はPRISMAにしたがっておりデータベースはPubMedWeb of ScienceGoogle ScholarCochrane Library China Journal Full-text Databaseを用いており最終的に18の研究論文がメタ分析の対象になりました



主な結果は以下の通り。
  • 多職種連携でサポートされたCKD患者は、そうでないCKD患者に比べて全死因死亡率が低かったです (オッズ比 0.62(95% CI: 0.44〜0.88, p = 0.01))。
  • この結果は主にコホート研究で観察されました。
  • 多職種連携は腎代替療法のリスクを減少させました(オッズ比 0.59(95% CI: 0.38〜0.92, p = 0.02))。
  • 多職種連携は透析のカテーテル挿入のリスクの減少と関連してました(オッズ比 0.40(95% CI: 0.26〜0.63, p = 0.01))
個人的に重要な知見だと思うのは、多職種連携がCKD患者の全死因死亡率の低さと関連していることです。

医療者は、自身の専門領域の技術を高めることに加えて、多職種連携スキルの向上も行っていきたいですね。