学習が必要な人ほど学習しない事象に対応するにはどうするか



「ぜひこの知識と技術を学んでほしい!」と思う人ほど、それを学ぼうとしない現象って何て呼ぶのでしょうか。

例えば、以下のような事象です。

  • 多職種連携でトラブルを起こす人ほど、多職種連携に関連する勉強会やワークショップへ参加するように誘っても参加しない。
  • クライエントからのクレームが多い人ほど、クライエント中心の実践や接遇を学ぶ機会をスキップしてしまう。
  • 機能しかみずに偏った介入を行う人ほど、作業に根ざした実践など生活支援の知見を学ぼうとしない。
  • 教えるのがヘタな人ほど、教育の技術を学ばない。
全国各地で講演・研修に行っていると、こういう事態をたびたびお聞きします。

学習の必要性が高い人に限って、なぜかその必要性を自覚していないことがあるので、知識と技術が届かないわけです。

本当に悩ましいですね。




その具体的な対策のひとつとして「伝達講習」があるのだろうと思います。

それだけで学習が成立するわけではないですが、学習の必要性に気づく機会にはなります。

伝達講習とは、各自が講演・研修で学んだ内容を職場の会議などでエッセンスを伝えることです。

古典的な方法ですが、学習が必要なのに学習しない人に、必要な知見を届けるきっかけとしては使えます。

もしかしたら、そういう人は耳を閉じているかもしれませんが、一切それに触れないよりかはちょっとでも知れる機会があったほうがマシというものです。

真面目な人は、業務終了後や土日に講演・研修に参加していることでしょう。

もし、「学んだほうがよい人がいるけど、その人はそもそも学ぼうとしない」という事象が身近にあるようなら、ぜひ伝達講習を行ってください。

それがきっかけになって、適応への力動が働くかもしれませんから。