脳卒中をもつ人びとに対するOBPは作業や社会参加を促進するか



AOTAのプロジェクトのひとつとして実施されたシステマティックレビューのメモです。

本文は以下から読めますので、関心ある人は各自で吟味しながら読んでください。

以下は、メモと感想です。

脳卒中は、身体領域の作業療法でメジャーな課題で、それをもったクライエントの支援の質を高める必要があります。

作業療法は、意味を感じる日々の活動への関わりを促進し、それをできるように支援する技術です。

作業療法士は、さまざまなアプローチを活用し、脳卒中をもつ人びとの作業遂行の改善に取り組みます。

作業療法のなかでも、クライエントの作業に根ざしたアプローチはOBPと呼び、本論ではそれの有効性をシステマティックレビューで明らかにしています。

先行研究のデザインにいろいろ問題があって、決定的なことは言いがたいものの、主に以下のことはいえそうです(正確な情報は本文で確認してね)。




  • OBPは、脳卒中をもつ人びとの社会参加を促進できる
  • OBPは、入院患者、外来患者、地域において脳卒中後の作業遂行を改善できる可能性がある
  • 多くの研究はOBPがADLの改善に役立つと示した
  • OBPによるIADLの改善についてはやや謎である
  • OBPが休息や睡眠を改善する証拠は今のところない
実践への示唆としては、脳卒中をもつクライエントの社会参加を促進したい、ADLを改善したい、という目的をもったときはOBPの活用を考慮したらよさそうだ、ということですね。

IADLとか休息、睡眠については別の方法を考えたほうがいいかも。

それと、やはり個々の実証研究の精度を上げることが必要です。

大学院が充実してきているので、いろいろ工面して進学してもよいでしょうし、それが適わない人は研究者とコラボしながら研究するめるとよいでしょう。

悲しいけど研究者なのに研究法に精通していない場合は、徹底的に自己研鑽するか、教育のレベルを上げるか、優秀な若手に(以下自粛