2016年私的ベスト書籍5選



今年もたくさん書籍を読みました。

毎月5〜6万円は書籍購入で使っていたと思います。

いっぱい読んだ書籍のなかで、特に印象に残っている書籍を5つ簡単に紹介しておきます(順不同)。

関心ある人は、正月休み中にぜひ読んでみてください。

いま世界の哲学者が考えていること

哲学の入門書にしてレビュー書。

ぼくのような哲学の非専門家が、最近の哲学の動向をわかりやすく知るにはベストな内容だと思います。


StanとRでベイズ統計モデリング

Stan神が書いたStan入門書の決定版です。

毎日、書籍を持ち歩き、暇さえあれば読んでいました。

コードを写経しつつ、モデリングの考え方を理解しつつ、愛読していましたね。

おかげでStanで研究し、英語論文の投稿まで終えました。

ありがとうございます。




哲学史講義

紙媒体の書籍は随分前からありますが、Kindleで合本がでたので購入しました。

何度読んでも知の巨人ヘーゲルは素晴らしく、ぼくたち人類にとって歴史がもつ意味を徹底的に解明していきます。

本書は、さまざまな批判的論争を呼んだ書物ですが、いまなお歴史の意味を考えるものにとっては輝きを失っていません。



はじめての統計データ分析

本書は、分散分析やオッズ比など従来のデータ解析の手法を、ベイズ統計の枠組で提示し直しています。

Stan神の本が出てから、本書を開く回数は減りましたが、それまでは毎日のように読んでいました。

おかげさまで、Stanで研究した内容を国際誌に投稿するところまでいけました。

ありがとうございます。


サピエンス全史

世界的ベストセラーの邦訳なので、すでに読まれた方も多いでしょう。

ヘーゲルの歴史書は2千数百年の哲学の総ざらいでしたが、本書は7万年以上前から現在、そして未来につながる歴史を緻密にそして大局的に論じています。

面白かったのは、人間が共通の虚構を信じることによって社会が成立しているという主張です。

これは原理的に考えても極めて妥当な主張であり、信念対立解明アプローチにも通じる非常に原理的な考え方です。

本書は、こーした透徹した思考で人類全史を読み解くとどうなるかを示しています。

未読の方はぜひどうぞ。