権威・権力は分散させるべし



権威・権力の集中は構造上、ぼくたちの判断を大なり小なり狂わせます。

どんなに注意しても、その引力圏から逃れるのは難しいです。

権威・権力の源泉は「自他の合意」にあります。

なので、いったんその構造のうちに身を置くと、判断の中心点が「肯定」に促進されます。

つまり、権威・権力をもつ人の判断を肯定する意見が多勢を占めるから、それ以外の可能性を過小に見積もっても困らない状態が生まれるので、どーしても判断が狂うのです。

また「自分は大丈夫」「うちはそーなってない」などと簡単に言う人ほど危ないです。

すでに肯定すること以外の可能性に配慮できていませんから。

もちろん、権威・権力の集中でこころ楽しくなれるならお好きにどーぞです。

でもたいてい末路はけっこー悲惨なんですよね。




栄華を誇っているときは、非常にこころ楽しいでしょうけど、歴史をみるとその状態が最後まで続くことはまずない。

理由は、狂った状態に疑問を感じたまともな人からどんどん抜けていくからです。

最後まで残るのはおかしな人ばかり。

で、軌道修正できる人から順にいなくなるので、最後のほうになるとなかなかかなしーことになるわけです。

かといって、権威・権力の集中からまったく無関係にいることは不可能です。

だけど、それを分散させることは可能です。

できるんです。

例えば、意志決定者を複数名おくとか、同じ人物がずっとトップに居続けられない仕組みにするとか。

権威・権力によって判断が狂わないようにするには、構造上それを分散させるしか対策はありません。

なので、権威・権力の集中を毛嫌いするのではなく、けっこー危ういもんなんだと理解しつつ、それを上手にちらしていく方策をとるようにしましょう。