上品に苦情を言うには配慮が必要である



苦情は、状況と目的に応じて有効な方法になります。

例えば、注文したコーヒーにゴキブリが入っていたら、これはちゃんと文句を言った方がよいです。

あるいは、愛車の傷の修復を依頼したのに、別のところに傷がついて返ってきても苦情を入れた方がよいです。

ただ、ちょっと思い通りにならないことに対して、神経過敏に苦情を言うのはもちろん自由だけど少し配慮が必要です。

単なる下品な人になりさがる可能性があるからです。

せっかく苦情を言うのに、それはちょっともったいない。

例えば、たまーに行く銀行の待ち時間が長いとしましょう。

イライラする気持ちはわかりますけど、ここから一直線に「銀行のシステムが悪い!工夫が足らん!」と怒るのはちょっと躊躇った方がよいかもしれません。

たまたま運悪くあなたが行った日にそーだったのかもしれませんから。




あるいは、医療者の対応がたまたま素っ気なかったからといって、「この病院は対応が悪い!」と苦情を言うのも少し躊躇った方がよいかもしれません。

急患対応の連続でクタクタになっていただけかもしれませんから。

昨今、苦情を言う人の権利擁護が過剰に意識されているので、アホな苦情を言っても聞き入れられやすい土壌があります。

しかしそれは、あなたがステキな苦情を言えている根拠にはなりません。

あたなが「カチン!」ときた出来事は、もしかしたらたまたまあったことかもしれません。

あるいは、あなたの勘違いかもしれないし、いろいろな積み重ねの連続で運悪く起こっただけかもしれないし、そんなに過敏になって怒るようなことじゃないかもしれません。

上品に苦情を言うには、あなたが感じちゃったこと以外への配慮が必要です。

もちろん、苦情を言うのは自由です。

またそれは、状況と目的によってはたいへん有効な方法になります。

でも間違ってそれを使うと、とても下品になります。

どーでもよいことに神経過敏に反応しすぎているだけかもしれないからです。

上品に苦情を言うには、主張したい内容以外の可能性に配慮をめぐらす必要があります。