研究法は柔軟に活用しましょう




作業療法士はさまざまな研究法を柔軟に活用するようにしましょう。

そのためには、研究法の理解が欠かせません。

研究には文献研究(文献レビュー)、理論的研究、質的研究、量的研究、混合研究などいろんなやり方があります。

理論的研究は完全上級者向けなので、多くの人は文献研究、質的研究、量的研究、混合研究を行うことになります。

文献研究には総説、システマティックレビュー、メタ分析があります。

総説はその道のオーソリティが書き下ろすことが多いです。

システマティックレビューとメタ分析は方法がかっちりしてあって、徹底した文献検索と基準にそった分析を通してある程度確かな知識を抽出していきます。

質的研究は、研究テーマを解決するために言語データを分析する方法で、作業療法士にオススメはグラウンディッド・セオリー・アプローチ系、KJ法系、事例コードマトリクス、TEM、SCQRM、SCATなどです。




量的研究は、研究テーマを解決するために量的データを分析する方法で、作業療法士にオススメは構造方程式モデリング、ベイスモデル、階層ベイズモデルなどです。

混合研究は、質的研究と量的研究の利点をそれぞれ活かしつつ、研究テーマを解決していこうという方法です。

作業という複雑な現象に挑むためには、どこかの時点で混合研究を使わざるを得ないでしょう。

ただし、質的研究と量的研究は哲学的基盤の折りあいが悪いです。

そのため、混合研究では、多様な哲学的基盤を活かせる哲学の立場に立つことが推奨されます。

これも作業療法との相性がよいです。

プラグマティズムは作業療法の中核哲学だからです。

多様な研究法を柔軟に活用し、作業療法学の発展に邁進していきましょう。