外れ値を創る



1月20日から22日は、通信制大学院修士課程の学位審査がありました。

うちの研究室からは、OBP2.0を理論的基盤にしたSTODの開発研究が学位論文として審査を受けました。

STODは、精神障害をもつクライエントの作業機能障害の状態をスクリーニングするためのツールです。

STODは、多職種からの情報、観察、面接で得られた事実に基づいて作業機能障害の種類を評価できるため、臨床で直感的に使いやすいものになっていると考えています。

今後、原著論文になったら無料ダウンロードできるようにする予定です。




懇親会で院生たちを話していて、改めて大学院教育の目的を意識しました。

ぼくは33才(現40才)から大学院教員として院生指導してきましたが、その目的は「外れ値を創る」です。

作業療法学のレベルを高めるためには、例えば5年、10年ごとに1、2名でも良いので突出して優れた人が育てばよい、と考えています。

平均は外れ値の影響を受けるので、そーゆー人が少しずつでも増えていけば作業療法学全体のレベルが上振れしていくのではないか、と考えているからです。

そのためには、大学院教育をしっかり行う。

うまくいけば、その中から外れ値のような存在が生まれるかもしれず、それは作業療法学の質の向上につながる。

今回、改めてその目的を確認できました。

大学院教育はたいへんですけど、やり甲斐があるのでだましだまし頑張っていきたいと思います。