極端にならない



多職種連携は異文化コミュニケーションです。

ぼくは研究柄、いろんな立場の方々とディスカッションします。

医師、看護師、薬剤師、患者、助産師、保健師、患者家族、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、臨床心理士、歯科技工士、社会福祉士、臨床情報管理士、介護福祉士、歯科衛生士、臨床検査技師、医療事務、臨床工学技士、管理栄養士、臨床放射線技師、救急救命士、精神保健福祉士、義肢装具士などなど。

信念対立解明アプローチ研究していると、いろんな人に出会うのです。

そして、それぞれの立場で体験している信念対立に耳を傾け、その構造を解明し、対策を考えていきます。

すると、同じ病院、同じ施設で働いていても、お互いにまったく異なる文化で育ち、ぜんぜん違う世界観を形成し、同じ事象に根ざしても異なる判断が行われ、そのズレが信念対立につながっていることに気づきます。




同じ現場で働いていても、立場が違うと世界観が違うので、処理のされかたが多様になって、そういうことになるんです。

異文化コミュニケーションを上手にやるには、極端に振り切れない態度が求められます。

物事を白と黒に区別することなく、その間にある豊かなバリエーションに配慮する。

「Aか?Bか?」と問われても、CやDの可能性に注意を払い続ける。

「真っ白かも」と感じちゃうことがあっても、限りなく白に近いグレーという認識をどっかにもっておく。

多職種連携は、いろんな考え方、感じ方、やり方の人がコラボするので、極端に振れないスタンスで取り組む必要があるのです。

信念対立解明アプローチは、そのための理論であり、実践でもあるので、バランス感覚の担保に役立てばよいなぁと思います。