研究指導の質を低くするコツ



研究指導の質を高めるコツを示しましたが、これを悪用するとその質を低くすることができます。

研究指導の落とし穴に陥らないためには、その質を高めるコツに加えて低くするコツも知っておく必要があります。

以下は、大学院生活が無駄になるので決してやってはいけません。

が、反面教師とするためにいちおう書いておくので、お互いに我が身をふり返りながら改善点を見つけましょう。

大学院生としては、

  • 指導教員に進捗状況を報告しない
  • 研究上で悩んでいることは素直に相談しない
  • 研究指導を受けても記録を残さない
  • 何度も同じことを言わせる
  • 研究指導後に修正した箇所があっても、どこをどうなおしたかわからないようにする
  • 文献読解やデータ解析の練習など日ごろから鍛錬しない
  • 研究室内外で幅広く議論に参加しない

などに取り組めば研究指導の質が低下し、目も当てられない状態になることでしょう。



他方、指導教員としては、



  • 研究指導の質を高めるために大学院生の協力は不要であると明確に伝える
  • 研究の方向性を確実に示さず、研究指導は極力曖昧に行う
  • 批判だけして対策を明示しない
  • 大学院生に改善を曖昧に伝える
  • 研究室内外で質問や議論がしにくい状態を作る
  • 厳しい指摘のみビシバシ行う
  • 研究基礎論を教えない
などに取り組むとどんどん研究指導の質が下がるでしょう。

大学院は大学院生の研究力を高めるためにあり、その主たる方法が研究指導になります。

研究指導は大学院生と指導教員の協力によって成り立ちます。

だから、研究指導の質を高めるために、大学院生と指導教員は研究指導の質を高めるコツで書いたようなさまざまな配慮が必要です。

しかし、質を高めるコツがあるならば、質を低くするコツもまたありえます。

上記の内容は反面教師にして日々の大学院教育の質を高めていきましょう。