作業は常に良い結果をもたらすのか?


作業療法は、作業を通して健康と幸福を促進します。

作業療法において作業は目的かつ手段であり、健康と安寧に関連しているコアなパラメータなのです。

では、作業はつねに健康と幸福に対して良い結果をもたらすのでしょうか。

答えは否です。

作業はいつも健康と幸福の向上に関係しているわけではなく、健康問題、社会問題、環境問題にもしっかりつながっています。

例えば、日々の暮らしでパソコンを使う時間が長すぎると、座っている時間が多くなって運動不足になり、心身が不調になることがあります(健康問題)。




あまりにも忙しすぎる仕事は過労によって心身が疲弊し、突然死や自殺をもたらすリスクが高くなる可能性があります(健康問題)。

車が生活の必需品の社会が多くなると、限られた天然資源の過剰使用(社会問題)や大気汚染(環境問題)といったことが問題になってくるでしょう。

作業を理解するためには、作業の影響が肯定的にも否定的にも作用するという認識が必要です。

作業は自然状態のままやっていると、良い結果も悪い結果ももたらします。

だからこそ、適切に作業できる条件を創りだせる専門家=作業療法士が必要なんです。

作業療法士は作業の知識を広く深く理解するようにしましょう。