大学院修了後が本当の勝負



本日、大学院生たちのすべての学位論文を提出しました。

つかの間のひと息です。

毎年のことですけど、このときばかりは大きな解放感に満たされます。

さて、いつも思っていることですけど、大学院を修了した人たちが本当に自立した研究者になれるかどうかは、修了後の取り組みでわかれます。

一番の理想は、大学院時代に取り組んだ研究とは別の研究を独力で立ち上げて、数年かけて大きく発展させること。

大学院時代は何だかんだで指導教員や他の先生がたのサポートがあります。

研究指導という添え木がなくなった後も、自力で研究領域を立ち上げてしっかり展開していくことができるか。

フッサールが鋭く指摘したように、学問は究極の自己責任でありだからこそ添え木なしの状態でどこまでやれるかが、分かれ目になるだろうと感じています。

かりに、別の研究を独力で立ち上げなくても、その後もきちんと研究を遂行できるかどうか。

新領域の立ち上げは非常に困難でも、大学院を修了した以上は研究を続けてほしい。

そう願っています。


ちなみに、ぼくの例で言うと、大学院時代は非構成的評価の研究に取り組み、修了後は独力で信念対立解明アプローチという研究領域を立ち上げました。

非構成的評価研究と信念対立解明アプローチ研究はそれぞれ別物で直接の接点はありません。

前者は指導教員のサポートの元で行い、後者は独力で切り開いてきました。

ぼくもまだ道半ばですけど、大学院を修了した人たちにはぜひこーゆことに挑戦してほしい。

うちで育った大学院生たちの中から1人でも2人よいので、そーゆーことができる人材がそだってほしいと願っています。

そーいや非構成的評価の研究は理論から実技まで体系だったもので以下の書籍でまとめています。


これも新しい研究を考えていますけど、なかなか手が回らずそのままになっています。

誰かやってくれないだろうか。