作業をコントロールするチカラへの配慮



作業に関われない、あるいは作業ができない状態は、作業機能障害であると理解できます。

作業機能障害とは、何らかの要因で生じる経験上の問題であり、人々の健康と安寧の悪化に作用します。

例えば、生活に意味を見いだせない状態は、作業機能障害です。

やることがなさすぎて、ボーッと過ごしている状態も、作業機能障害です。

医師が疾患・障害の診断と治療の専門家であるように、作業療法士は作業機能障害の評価と介入の専門家です。

作業機能障害に介入するときは、どう支援したら作業に関われるか/作業ができるか、という切り口からリーズニングしていきます。




具体的な支援は、繰り返して作業に関わる/作業に取り組める機会を提供することを基盤に、
  • 環境調整
  • 心身機能への介入
  • 健全な習慣化の構築
  • モチベーションの促進やセルフコントロールの強化
等を行うことになります。

このうち、ぼくたち作業療法士が見落としがちなのは、作業に対するセルフコントロールの強化です。

作業療法士は、できない/関われない作業を改善するわけですから、クライエントはある程度自分で自分を制御できる必要があります。

クライエントの興味や価値に注意を払えても、作業のコントロールへの配慮が欠けていることが多いケースがあるので、しっかり意識しておきましょう。