意志のプロセスを理解していますか??



MOHOでクライエントの意志を理解したいときは、経験、解釈、予想、選択という構造で把握する必要があります。

有名な個人的原因帰属、興味、価値は経験、解釈、予想、選択という過程のなかで相互作用するパラメータです。

したがって、クライエントの意志の理解において個人的原因帰属、興味、価値で情報を整理するだけでは不十分です。

これらは、経験、解釈、予想、選択という構造のなかに配置することで、クライエントの意志の理解をもたらすパラメータとして機能します。

いいですか。

意志の理解は、経験、解釈、予想、選択の把握が必要なんです。

ではそれらは、どう理解したらよいのか。




ここでいう経験とは、作業する真っ只中で現に生じる感情や思考です。

例えば、脊髄損傷になってはじめて車を運転するときの期待と不安とか、障害をもちながら日常生活を過ごす何気ない気持ちとか、そーゆーことがらが経験です。

解釈とは、経験の内省を通して意味を見いだすことです。

例えば、障害をもったお子さんが、学校で友だちと喧嘩したときのことを思い出し、どうしてそうなったのだろうか、と考えて、自分なりに理解していくことが、解釈にあたります。

予想とは、作業の可能性に注意を向けて気づくことです。

例えば、ある人が身だしなみができない状態で外出すると周囲から怪訝な目で見られて嫌な気分になる、と気づいたら、それは予想しているのです。

選択とは、作業を選ぶことです。

例えば、朝起きてトイレにいったとしたら、それは選択です。

作業療法士はこうした、経験、解釈、予想、選択という意志のプロセスで、個人的原因帰属、興味、価値がどう関わっているか、を評価する必要があります。

クライエントの意志を理解するために、個人的原因帰属、興味、価値ごとに情報を整理するだけでは不十分なので、ご注意を。