初学者が学会抄録をうまく書くためのコツ



結論をサクッと書いちゃうと、研究で一番伝えたいことが的確に伝わるように、とにかくクリアに書くこと。

ほんと、これにつきます。

かれこれ6年近く院生指導を続けてきて、皆さん最初はこれが中々できないです。

臨床や研究でいろいろやってきたことを、いっぱいつめこみたくなるんです。

気持ちはよくわかります。

でもそれやっちゃうとダメなんです。

学会発表のために書く抄録は、600字とか800字など文字数が極めて限られていますから、いろいろ書くと訳がわからなくなりますからね。

では、どうやったらクリアに書けるようになるか。

身も蓋ないこと言えば、書いて指導してもらってまた書いて、、、を繰り返す以外に特効薬はありません。

書く→指導を受ける、の数をこなしているうちに、だんだん書けるようになります。

しかし量が質の向上に転換するまでは、個人差があります。

何度やっても伸びない人と、数回やるうちにどんどん伸びる人。




この差はどこから来るのかというと、ほとんどは才覚で、あとは努力と運です。

普通、才覚は変えられるものではないので、努力でどうにかする必要があります。

努力のたいはんは実りませんが、それでもクリアに書けるようになるためには、1)指導者が指導する際に何に着目しているかに着目する、2)良質な文章をたくさん読む、3)いっぱい書く、などの努力は欠かせないです。

クリアに書けるようになるためにはまず、自分が書いた文章の問題点に気づけることが大切です。

その手掛かりをつかむために、指導者が文章のどういうところに関心を向けているのか、という部分に関心を向けるわけです。

これは、気づきの向上に役立ちます。

またクリアに書くためには、どういう文章がクリアなのかを知っておく必要があります。

書き手のうちに良質な文章をストックする必要があるわけです。

またいくら良文を多読しても、畳水練でとどまる限りは実際に書けるようにはなりません。

クリアに書けるようになるためには、いっぱい書く経験が必要です。

一定数こなしていると、だいぶ良くなります。

書く場所がないですって?

Facebookでもblogでもなんでも使って書けばいいじゃないですか。

今の時代、書く場所で困ることはないですよ。

じゃ運はどう呼びこむか。

とても難しい問題ですが、最低限、現象をしっかり感じとることが必要なのではないでしょうか(知らんけどw)。