活動と人のつながりはどう支援するか

作業療法の技術のひとつに、作業と人のつながりかたの支援があるでしょう。

ここでいう作業は、仕事、遊び、日課、休息など日常を構成する諸活動を表します。

つながりかたの技術の基本はいろいろ表せますが、いちばんべたなところでは
  1. あれこれ試す
  2. 良さげな活動をやってみる
  3. ふりかえる
といったものになるでしょう。

先日、重度障害をもつクライエントの作業療法(OBP2.0)について議論する機会がありました。

作業機能障害の種類というファクターは、作業と人のつながりかたにどういう問題があるか、という視点を提供してくれます。




その導入として、「あれこれ試す」という技術のハードルがさがるようだと気づきました。

「あれこれ試す」ためには、いまなにが問題であり、どうしたら良くなるのか、という見通しが必要です。

作業機能障害の種類という視点は、問題理解と未来予測に関する解像度を高めるため、「あれこれ試す」ことがやりやすくなるようです。

「あれこれ試す」と、当然のことながら、作業と人の良さげなつながりがみえてきます。

つまり探索というプロセスをはさむことによって、「どういう作業を行えば、この人は変化しそうか」という見通しがもちやすくなるため、よりよいつながりかたの支援ができるようになるわけです。

で、しばらくやってみたら、リフレクションしてみる。

すると、どういうやり方がより良いつながりの支援に役立ち、どんな方法がいまいちだったかが、自他ともに理解しやすくなるので、次の作業と人のつながりかたの支援の質を高めやすくなる。

そういう好循環に、作業機能障害の種類という視点は役立ちそうです。