研究指導は具体的に



ぼくが研究指導で配慮していることは、とにかく「具体的」に行うことです。

研究指導ではまず、大学院生のアイデアを聞きます。

ざっーっと話を聞いていると、アイデアのうちにものになりそうなポイントが見えてきます。

それが把握できれば、後は実現に向けて試行錯誤を繰り返していきます。

その際、薄ボンヤリした研究指導を行うと、大学院生が路頭に迷います。

なので、研究指導では具体的に何をどうしたらよいか、を明確に教えていくようにします。

具体的に何をどうしたらよいかわからない、薄ボンヤリした研究指導はしない。

そして、わからないときは、わからないとハッキリ言う。




問題点を指摘するときは、それと同時に、具体的にどうやれば問題点を解消できるか、ということまで明確にお伝えします。

例えば、大学院生の研究で階層ベイズモデルを実装する必要があるとします。

どの資料を読めばよいか、どういうソフトウェアを使えば良いか、どんなモデルなら問題を解けるか、を教えます。

時間がない状態で、院生独力ではどーにもならないなら、一緒にそのモデルのひとつをプログラムします。

そしてそれをヒントに、研究課題に関連する類似のモデルを作ってもらい、その内容をチェックし、解決に導いていくわけです。

こんな感じで、大学院生が研究を完成させるために必要な課題は、可能な限り具体的な研究指導を行うように注意しています。

大学院教育に関わる先生方は、具体的に何をどう行えばよいかわからない研究指導は行わないようにしましょうね。